fc2ブログ

猛暑です

暑くてコロナも流行ってて、ついつい家でばかり過ごしてしまいがちな今日このごろ。
最近のアトリエの作品をご紹介します。




DSCF3718.jpg
エッチングに、上のほうはマジックインクで調子をつけています。下のところは、アクアチントをかけた上にクレヨンを塗って、自然に剥がれるのを利用してベースのマチエールをつけました。




DSCF3714.jpg
木口木版の作品。雁皮に刷って、インクが乾燥したあと裏からパステルで彩色して台紙に裏打ちしました。
小口木版についてはこちらのページを御覧ください。

木口木版に挑戦 
続・木口木版に挑戦!刷りの巻
続・続 木口木版に挑戦 雁皮裏打ち編




DSCF3712.jpg
エッチング、アクアチント、マジックインクの作品です。




DSCF3715.jpg
最初にマジックインクで全体の調子をつけてからエッチングした作品です。




DSCF3717.jpg
基礎コースの方のメゾチント作品です。




最近マジックインクを解墨風に使うのが流行り?なのか、利用した作品が増えてきました。
いろんな技法に挑戦して引き出しを増やすのが銅版画の楽しさですからね〜。まだ使ったことない!という受講生の方もぜひ一度挑戦してください。
まだまだ猛暑が続きそうですが、夏バテしないように気をつけましょう!(コロナもね)

蔵書票

毎日暑くて参っちゃいますね〜。

さてさて
来年5月に予定されている「ミクロコスモス版画展」は10回目!
2年に1度の展覧会なので、永沼版画アトリエは20周年ということになります。

何か記念にイベントを…ということで、「蔵書票」のコーナーを作ろうと思います!

蔵書票というのは本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするためのもの。
昔は本が高価でしたからね〜。

LouisRheadBookplate.jpg

Exlibris_Steinthal.gif

上の2点はウィキペディアに載っているパブリックドメインの作品です。
もともとは受注されて制作するものなので、上の作品だと釣りが趣味の発注主に合わせて魚の絵になっていたり。
下の作品はアールヌーボー時代のものです。

このように、元々は20枚とか50枚単位で注文して発注主の名前を入れて刷るものなのですが、現代では本に貼るよりもコレクター同士で交換したりして楽しんでいるみたいです。
ヤフオク等でもよく見かけますね!

最初は全員分を刷って交換して楽しもうかなあと思ったんですが、展覧会の出品者は27人くらいなので、それだけ刷るのはちょっと現実的じゃないかなと思いまして(汗) 
一人一枚ずつ、誰のが当たるかわからない方式で(封筒かなんかに入れて)交換会しようということにします😁
まあ、すごく気に入った作品は個人交渉してゲットしていただくとして…

発注主の名前も入れなくて良くて、とりあえず EXLIBRIS の文字があればOK!
大きさは小品、ハガキ大より小さいくらいでOKです。

いつも額装作品4点までの出品ですが、こちらは(おそらく)卓上での展示ということになりますのでカウントに入れず…。

参考までに今までの生徒さんの作った蔵書票も載せておきますね。

DSCF3683.jpg

DSCF3697.jpg

DSCF3709.jpg

8月はお盆休みとか管理人がワクチン接種とかあって、アトリエのお休みの日が多いですが、ぜひアトリエの皆様、蔵書票の構想を練っておいてくださいね〜。

プロフィール

管理人:中込洋子
「永沼版画アトリエ」
管理人のやっている銅版画工房です。 詳しくはこちらをご覧下さい。

銅版画とリトグラフを中心とした版画の技法の情報サイト

2019年3月以前のブログ
旧[INFORMATION]はこちら

アトリエ版画アルバム

ミクロコスモス版画展

Twitter

Twitter

全記事表示リンク

日本ブログ村

検索フォーム

当サイトのバナーです