2021/08/11
続・木口木版に挑戦!刷りの巻
以前「木口木版に挑戦」でご紹介したKさんの小口木版。アトリエでも家でもコツコツと制作を重ね、ついに試し刷りと相成りました!


木口木版の刷りは、バレンとスプーンを使います。このバレンは「由木バレン」と言います。

雁皮紙を版より大きめにカットします。

インクは、グラフィックケミカル社のセネフェルダークレヨンブラックというリトインクと、シャルボネール社の銅版インク55985を1対1で混ぜて使います。


ローラーのインクを版木に乗せていきます。
均一に、細かい調子がつぶれないように…


透明フィルムの片面にグリースを薄く塗ります。

版木に雁皮紙をのせ、バレンでさっとシワができないように軽くプレスします。


その後、先程のグリースを塗った透明フィルムをのせて、スプーンで圧をかけていきます。

じゃーん!
刷り上がりました〜。
実は最初はインクの盛りが薄かったり、ベタの部分がかすれていたりと、3回目くらいで上手くいったのでした(笑)
なにせ管理人も手伝ってくれたご主人も木口木版はウン十年ぶり(笑)
でも、うまく刷れて良かった〜
Kさんの初・木口木版も大成功。
次回は「雁皮に刷った作品を台紙に裏打ちする」編をアップする予定です。