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アトリエおさめ

今日がアトリエ 2022年最後の日でした〜。
一年って早いですね。(毎年言っていますが)
来年のアトリエの予定を5月の展覧会までアップしてみましたが、月に2回のクラスなんかは、あと8回しかないんですね。(◎_◎)
5月の展覧会と言っても5月の初めの方ですから、正味4ヶ月!

もちろん展覧会直前には受講生の皆様のご要望で追加の日も設けたりしますが、ここはまず、カレンダーとにらめっこして、予定をちゃんと立てて制作しましょう。

さて、今年最後のアトリエの作品紹介です!




DSCF3748.jpg
エッチング、アクアチント。木の根っこの部分の黒はメゾチントを使っています。




DSCF3753.jpg
エッチング・アクアチント。色は雁皮を染めています。




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いろいろなマチエールを使った実験版だそうです。洋梨の一番左は、わざと松脂を沢山撒いて熱して、パリパリになったものを腐蝕したもの。真ん中はグランドをガソリンをつけたウエスで叩いて腐蝕したもの。一番右はどうやったか覚えていないそうです(笑)




森のパーティー
鉛筆エッチングと手彩色の作品です。




次は蔵書票です。

DSCF3752.jpg

カエルちゃんの水浴び




次に立体作品をご紹介しましょう。

DSC_0070.jpg

DSC_0060.jpg

2枚めの写真の右の立体、「サイコロ」に見立ててあって面白いですね!

どうやって銅版画で立体作品作るのかというと、作品を雁皮「のみ」に刷って、好きな形に切りコラージュします。

通常の「雁皮刷り」で、糊を塗る過程を省いて刷るのです。木口木版では雁皮のみに刷るのが普通ですが、それを銅版画でもやってみると、いろいろ手間はかかりますがちゃんと刷れます。

だいぶ前に私 中込の作った立体作品はこちら。
rittai1-1.jpg

rittai2-2.jpg



こうなってくると「銅版画」と言うよりは「銅版画を素材としたコラージュ」ですね。
でも、一つの完成された作品とはまた別の形ができて楽しいし、作品の発想もどんどん広がっていって面白いと思いますので、受講生の皆様もぜひ一度トライして見てくださいね!
「雁皮のみ」に刷るのはいろいろノウハウがありますが、ちゃんと上手くできますよ〜。(バッチリ伝授します!)




さてさて、今年もこのブログを見てくださった皆様、受講生の皆様、お世話になりました。
来年も、この版画のミクロコスモスと、「ミクロコスモス版画展」もどうぞよろしくお願いします。

それではよいお年を〜!!

プロフィール

管理人:中込洋子
「永沼版画アトリエ」
管理人のやっている銅版画工房です。 詳しくはこちらをご覧下さい。

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